アレルギー性鼻炎や花粉症では、その三大症状(鼻づまり・水溶性の鼻水・くしゃみ)の改善が主な目的です。
そのうちでも特に、薬による標準的な治療でも治りの悪い鼻づまり(鼻閉)を治療する効果が最も期待できます。
花粉症をこのレーザー治療だけで完全に押さえたむことは難しいですが使用する薬を減らしたり、より副作用の少ない薬に代えることができる可能性があります。ただし、目の症状やのどの痒みには全く効果がありませんのでご注意ください。
レーザー照射時間は片側5分程度です。
手術前に鼻粘膜の友面に局所麻酔を染みこませたガーゼを30分程度入れておくことで痛みを完全に無くすようにします。痛みが少しでもあると鼻水が大量に出てレーザー光線が鼻水に吸収されて粘膜に届がなくなり手術ができないため当院ではこの表面麻酔を念入りに行っています。
術後1~ 2週間は手術による反応で鼻水がかえって悪化したり、鼻つまりが悪化する場合があります。
両側を同時に施行しますと、術後皮応性の鼻汁過多や両側の鼻づまりによって睡眠が充分取れなくて辛かったとおっしゃる方や鼻閉による口呼吸のために喉を痛め熱が出るような方もおられます。
そのため特に初めてレーザー治療を受けられる場合は安全のため1回に片方ずつのレーザー治療をしていただいています。過去にこの治幕を受けた経験があって慣れている方は1回で両方でも可能な場合があります。
術後当日は入浴しないでください。スポーツや長時間の入浴(温泉など)は1週間ほど控えて頂きます。
レーザー照射の治療効果は、永読的に読くものではありません。
効果の持読期間も個々人によって様々ですが効果が減少した時点でレーザー治療は繰り返して施行することが出来ます。
鼻の中を触ることに抵抗がなければ中学生位から手術は可能ですが、若い方ほど粘膜が元に戻る能力が強いためあまり効果が出なかったり効果が長く読かなかったりします。
※両側1回で済みますがやや割高になります。
これに加えてレーザー照射の範囲の状態を術前に観察するために鼻の内視鏡検査(600点)を施行することがあります。
また副鼻腔炎や鼻茸の合併があるときには鼻のレントゲン検査、鼻粘膜にアレルギー反応が出ているかどうかの判断のために鼻汁中の奸酸球検査を行う場合もあり、必要に人じこれらの検査料が別途加算されます。
さらに初診料や再診料、必要な場合処方箋料などが加算されます。